借入や増資以外で自社でできる資金調達の1つに資産の売却があります。
 
歴史のある会社によくあるのが「ゴルフ会員権」です。
 
最近では、接待ゴルフもめっきり減り、時代の流れやネットの発達によりそれなりの名門コースも会員でなくともプレイできるようになりました。
 
もちろん自尊心を満たすためには会員専用ロッカーで着替える、従業員の方が名前を呼んで挨拶してくれる、ビジターより安くプレイできるなんてサービスはいいのでしょうが、経費として年会費、ロッカー代、社長交代時の名義変更費用など維持費が結構かかるのも事実。
 
この「ゴルフ会員権」を売却して資金調達することも考えられると思います。
 
ただし、気をつけなければならないのは、ほとんどの「ゴルフ会員権」は簿価(購入当時の価格)より、かなり安くなっているはずなので、「売却損」が出てしまう可能性が高いということです。
 
ですから売却前に税理士さんや金融機関との打合せが必要になります。
 
あるいは、所有している保養所、社宅、自動車や機械の売却も考えられます。
 
この場合も中古になるとめっきり価値が減りますので、本当に必要な現金が手に入るのか、その資産を売却しても業務に支障がないか、支障があるならリースなどに変更できないのか、などの検討が必要になります。
 
そして、社長が仲間の社長から頼まれて購入した「投資用有価証券」の売却も検討しなければなりません。
 
上場している企業ですとまだ配当もありますが、仲間の会社の株式が塩漬け状態になっている場合があります。
 
資金が潤沢ならば放っておいてもいいですが、そんな状況でない場合、やはり売却(買い戻し)しないといけません。
 
しかし、社長にもメンツがあるのでなかなか売却(買い戻し)を頼むことができないようです。
 
これをなんとか説得するのも経理の仕事。なかなかつらいですが。
 
このようにまず自社でできる資金調達は資産の売却で対応できる場合があります。